ヨーガ

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角田照子

91歳の角田照子

ヨーガとは


心と体の健康法

ヨーガは、インドで生まれ5000年の歴史を経て完成された「心」と「身体」の健康法といえます。
そしてヨーガは、「体操」、「呼吸法」、「瞑想法」の三つから成り立っています。
若い人はもちろんですが、高齢者にも無理なくできるみんなの健康法です。
 

体操

短時間でもいいので、毎日ヨーガの体操をやれば、肩こりや腰痛、不眠症などの不快症状が改善されて健康感が取りもどせ、心もすがすがしくなり、幸福な日々が得られます。
 
 

呼吸法

呼吸は、自分の意志でコントロールできます。ということは、呼吸をとおして自分の「心」と「身体」をコントロールできるということです。
 
 

瞑想法

瞑想は、ヨーガの本命、体操も呼吸法も、瞑想の準備段階といえます。心がととのってこそ、人間の心身のバランスがたもてるわけです。
 

当教室のヨーガについて

■当教室のヨーガは、日本のヨーガの第一人者である故佐保田鶴治先生の提唱されたヨーガです。
■ヨーガは健康で長生きするための体操です。若くて元気な人でないと出来ないとか、難しいアクロバット的な体操をすることではないのです。
■ヨーガは高齢者でも体の不自由な人でも出来るのです。易しい体操を無理しないでやればいいのです。お年寄りはお年寄りらしく、ぶざまな格好でいいから続けてゆくうちに少しずつ慣れて体が柔らかく動いていくようになります。そして体も心も良くなってくるところがヨーガの素晴らしいところです。
■このように素晴らしいヨーガですが、行う時は「三要素」と「四原則」を大切にして行わなければなりません。ここが他の体操と大きく違うところです。
■ヨーガは若い方ばかりでなく、ぜひとも中高年齢者におすすめしたい健康体操です。ヨーガを毎日の生活に取り込んでお元気で長生きしてほしいものと思います。

姿勢

三要素

三要素と四原則


 ヨーガにとって、、最も大切なものに「三要素と「四原則」があります。これらがどのようなものなのか、まず説明することにしましょう。
 

三要素

 三要素には、体操(アーサナ)、呼吸法(プラーナーヤーマ)、瞑想(メジテーション)の3つの部門があり、実習の中で三位一体となってとけあってゆくのです。
 3つの部門が右図のようにそれぞれ関係を保ちながら同時に行ってゆくので相乗的な大きな効果を心と身体の上にもたらすのです。
 このところが他の体操と大きく違い、素晴らしいところです。
 体とこころの両面がヨーガを行うことでととのって幸せで健康な人生を送ることが出来るのです。
 佐保田鶴治先生のヨーガを一生つづけていってください。
 

四原則

①ヨーガの動作はできる限りゆっくり、なめらかに行うこと。(中国の太極拳の動きに似ています。)
②体の動きに呼吸をつけて行うこと。(ヨーガは音楽や号令に合わせて行う事はしません。)
③ヨーガ体操を行っている時は、こころを体にさし向け、うわのそらでしません。
④ヨーガ体操はゆるめることを大切にします。ゆるめるための手段としての緊張です。(ゆるめることによって心と体が心地よく、ストレスの解消にもなり、体の中からエネルギーが湧いてくるのです。)
 この四原則を守って行わないと期待した効果は得られないのです。
 

◎美しいプロポーションをいつまでも

 ヨーガは骨格のゆがみを直し、しなやかにします。体のバランスをととのえ、姿勢をよくします。年をとってもプロポーションを美しく、元気でゆきましょう。

佐保田鶴治

ヨーガの第一人者 佐保田鶴治先生


 私たちが行っているヨーガは、佐保田鶴治先生が提唱された正当なヨーガです。
佐保田鶴治先生はヨーガ禅の提唱者であり、日本ヨーガ禅道友会の創設者です。さらにインド哲学の学者でもありす。
 京都帝国大学文学部を卒業後、立命館大学、大阪大学で30数年間教授生活を送りましたが、若いころから虚弱体質で、60歳を越えるまで、満足な健康感を味わったことがなかったと言います。そこで大学を退官してから、あるインド人にヨーガの手ほどきを受け、自らも研究し、日々ヨーガ実践の生活に入ったところ、今までの自分が信じられないほどの健康感を獲得することができたと言います。以来、請われるままに人々にもヨーガを教える身となりましたが、20数年間に及ぶヨーガ普及の功績は、亡くなってから16年を経た現在でも多くの教え子達の手によって受け継がれています。(ヨーガ入門より)
 

佐保田鶴治先生の経歴

明治32年 2月11日   福井県鯖江市に生まれる
大正 8年 9月      京都帝国大学文学部哲学科入学
大正11年 3月      同卒業
大正13年 4月      立命館大学予科教授
昭和18年 7月      立命館大学法文学部文学科教授
昭和18年 2月20日   『印度古代史』弘文堂書房より出版
昭和19年12月      『印度の社会に就いて』秋田屋より出版
昭和20年 3月      『ウパニシャッド(訳注)』弘文堂より出版
昭和20年 6月 5日   『古代印度の研究』京都印書館より出版
昭和23年 4月      立命館大学文学部教授
昭和23年 6月      『ウパニシャッド文学とその哲学思想』京都白揚社より出版
昭和25年 7月      京都帝国大学において文学博士の学位(旧制)を受ける
昭和29年 1月      大阪大学文学部教授(インド哲学講座)
昭和34年 6月      立命館大学名誉教授
昭和36年         インドのクリヤン青年からヨーガの手ほどきを受ける
昭和37年 3月      大阪大学定年退官
昭和37年 4月      大阪大学名誉教授
昭和38年 4月      学校法人立命館理事
昭和38年 2月      『インド正統派哲学思想の始源』創文社より出版
昭和39年 4月 1日   ヨーガ研修録第1号発刊
昭和41年 4月      園田学園女子大学教授
昭和41年 6月      恒文社より『解説ヨーガ・スートラ』を出版
昭和41年10月      創文社より『静座のすすめ』(編著)を出版
昭和42年~42年     インド滞在。各地のヨーガ道場を訪ねる
              インド思想や、仏典の講義を始める
昭和42年11月 6日   ベースボール・マガジン社より『ヨーガのすすめ』を出版
昭和46年 4月      叙勲 勲三等瑞宝章授章
昭和48年12月11日   宗教法人「日本ヨーガ・アシラム」設立 責任役に就任
              同時に、日本ヨーガ禅道友会会長に就任
昭和48年 3月20日   平河出版社より『ヨーガ根本経典』を出版
昭和48年 8月26日   日本ヨーガ・アシラム新築落成
昭和48年10月21日   NHK「宗教の時間」に出演
昭和49年 8月25日   京都・桃山御陵でアシラム解説1周年記念研修会開催
昭和50年 2月16日   NHK・TV「宗教の時間」に出演
昭和50年 4月28日   心華寺でヨーガ研修会
昭和50年         東京ヨーガ禅道友会発足
昭和50年 9月      池田書店より『ヨーガ入門』を出版
昭和51年 7月      平河出版社より『ヨーガの宗教理念』を出版
昭和51年 8月29日   心華寺で佐保田喜寿記念特別ヨーガ研修会
昭和52年 4月      平河出版社より『ウパニシャッドからヨーガへ』を出版
昭和52年11月23日   佐保田の喜寿記念銅像除幕式
昭和53年 3月10日   平河出版社より『続ヨーガ根本経典』を出版
昭和55年 2月10日   平河出版社より『解説ヨーガ・スートラ(改訂版)』を出版
昭和55年 4月 4日   「ヨーガと禅」というテーマで天竜寺師家平田老師と対談
              NHK京都放送局で収録、4月13日放映
昭和57年 6月      人文書院より『般若心経の真実』『ヨーガ禅道話』を出版
昭和58年 3月 7日   NHK京都放送局で「婦人百科』のビデオ収録
昭和58年 4月      人文書院より『続ヨーガ禅道話』を出版
昭和60年 8月24日   第1回日本ヨーガ禅道友会教師会開催
昭和61年 9月11日   逝去